番組概要
東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在~これからの10年」を伝えます。今回は当時18歳だった福島県富岡町の大瀧一紀さんです。
番組詳細
【出演/ナレーター】石田亜佑美
震災発生時、大瀧一紀さんは18歳。自動車教習所にいるときのことだった。立っていられないほどの激しい揺れに「ただ事ではない」と感じたという。その後、福島第一原発の事故を受け、隣接する川内村の避難所へ向かった。将来への不安を抱きながらも、「目の前のことで精いっぱいだった」と振り返る。 大瀧さんは現在、ゴルフのティーチングプロとして活動している。ゴルフを始めたのは中学生の時。一時はプロを目指したが、なか
なか結果が出ずティーチングプロに転向。指導者としてスキルアップしながら、昨年、ティーチングプロの大会で全国優勝を果たし、日本プロゴルフ選手権の出場権を獲得した。「地元の方々の応援が励みになっている」と語る大瀧さん。次世代の育成が福島の復興にもつながると考え、将来的には、学校の授業でゴルフを教えるという希望を持っている。「ゴルフを通して地元を盛り上げる」という思いを胸に、日々練習に励んでいる。
土岐真大
2025年
*この番組はHD放送からのアップコンバートです。