番組概要
日本の海岸線3万キロをめぐる旅番組の4Kリストア版。和歌山県では紀伊半島の天神崎を訪ね、豊かな自然を開発から守るため買い取り運動を進めた人々の願いを伝える。
番組詳細
紀伊半島の西、田辺湾には暖かい黒潮が流れこみ、海にはサンゴなど熱帯の生物が豊富に見られる。湾に突き出た岬が天神崎、田辺の人々は「天神崎の夕陽を見てから死にたい」という。多様な自然にひかれて南方熊楠も移り住み、研究と自然保護に取り組んだ。そして、昭和40年代に別荘開発の波が押し寄せた時、市民たちは全国に呼びかけ天神崎の土地を買い取って守った。熊楠から現代まで、身近な自然に寄せる人々の思いを描く。
【語り】国井雅比古