番組概要
日本の海岸線3万キロをめぐる旅番組の4Kリストア版。徳島県では、小さな島で航海から帰る父を待つ家族の暮らしを見つめる。家は遠くからわかるよう青く塗られていた。
番組詳細
「向う出羽島 なつかし処 船にゃ蝶々も ついて行く」。野口雨情が詩にした出羽島は、四国の南の太平洋に浮かぶ小さな島。その港に建つ青い家には、貨物船に乗る父を待つ母と姉妹三人が暮らす。出羽島はかつてカツオ漁などの遠洋漁業で栄え、さらに外国航路の船員を多く輩出してきた。しかし、海に生きてきた島の生活は大きく変わろうとしていた。青く塗られた家で父の帰りを母娘とともに待ちながら、島の移り変わりを描く。
【語り】国井雅比古