番組概要
静岡・西伊豆町はかつてかつお漁で栄えた港町。時代と共に変わりゆく町に残る保存食「塩がつお」と「かつおの民」の物語を、伝統を守る職人の芹沢安久さんを通してたどる。
番組詳細
塩漬けにしたかつおに、わら飾りをあしらった独特な姿の保存食「塩がつお」。静岡県西伊豆町田子では神聖なものとして扱われ、正月には神社に奉納し玄関先や神棚に供え豊漁豊作や家族繁栄を祈ってきた。しかし今、最盛期に40隻あったかつお船は全て消え、ここでのかつお漁の歴史は途絶えた。5代にわたりかつお加工を生業にしてきた職人、芹沢さんは「伝統を絶やすわけにはいかない」と今でも「塩がつお」づくりに奮闘している。