番組概要
「チリ鉱山落盤事故 33人の救出劇」2010年8月、チリの鉱山で発生した落盤事故。33人の男性作業員が地下700メートル付近に閉じ込められた。
番組詳細
世界各地で起きた大災害を、その場に居合わせた人々の目を通して再構築する。テーマは、チリで起きた鉱山の崩落事故、ポルトガルの森林火災、土石流に埋まったカリフォルニアの浜辺の町、米国南部の州を次々に襲った巨大竜巻、ハリケーンの真っ只中に沈没した船、大地震によって発生したエベレストの雪崩など多岐にわたる。これらの出来事がどう始まり終息したかを科学的に分析すると共に、一瞬の判断がどう生死を分けたかを探る。
2010年8月5日、チリの鉱山で落盤事故が発生。33人の男性作業員が地下深くに取り残された。しかし地上からは彼らの生死はおろか、居場所さえも分からない。さらなる落盤が懸念される中、救出活動はまず地下700メートル付近にある避難所まで細い縦穴を掘ることから始まる。そして事故から18日目、避難所で33人全員の無事が確認される。しかし本当の困難はそこから始まった。彼らの救出には4カ月は要すると予想されたのだ。