番組概要
【「信用」で経済を回せ】誰もが一度は読みたいと思いながら、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4回=100分で読み解く/2021年
番組詳細
渋沢は海外で「日本人は約束を守らない」という言葉を聞いて衝撃を受ける。明治に入り近代化の波を受けた日本人の商業道徳は著しく荒廃。そこで「実業と道徳の一致の必要性」を全国で説いて回ることになる。この集大成が「論語と算盤」なのだ。そこには、金融機関や株式会社が「信用」を媒介にして回っている西欧から学んだ教訓がある。第2回は、拝金主義に陥りがちな資本主義の暴走のブレーキとなるものは何なのかを考える。
伊集院光、安部みちこ(NHKアナウンサー)【講師】守屋淳(中国古典研究家)【朗読】小野武彦(俳優)