番組概要
討ち入り三百年を記念し通し上演された平成14年10月歌舞伎座の舞台から「五・六段目」は悲劇の浪士・早野勘平の物語。(平成14年10月・歌舞伎座)
2002年 110分
番組詳細
出演:中村勘九郎(十八世勘三郎)
中村橋之助(現・芝翫)
中村信二郎(現・錦之助)、上村吉弥
中村東蔵、片岡我當、坂東玉三郎
<六段目>翌日勘平が家に帰ると、おかると母おかやが、昨夜祗園町に出向いた与市兵衛がまだ戻らないと心配している。傍には、仲介人と一文字屋の女房お才がおり、聞けばおかるが夫のために百両で祗園町に身売りし、その半金「五十両」を与市兵衛に渡したという。財布の柄から昨夜暗闇で殺したのは舅であったと勘違いした勘平は罪深さにうなだれる。