番組概要
「「人新世」時代の法の民族誌」
番組詳細
気候危機や生物多様性の喪失は、人間が他の生物とどうかかわるのか、新しいルール作りの必要性を国際社会に突きつけた。現在のグローバルな潮流の一つが「自然の権利」、つまり、自然の存在に法的な人格を認める訴訟や立法である。この講義では、インドのガンジス川や日本のアマミノクロウサギの事例について「法の生成の民族誌」を描くことを通じて、人間の法と自然の法則の関係を再考する。
法の生成の民族誌、法人格、自然の権利、ガンジス川、アマミノクロウサギ
広島大学大学院准教授 中空 萌 東京大学名誉教授 鬼頭 秀一