番組概要
「音楽・情報・脳('13)第13回・14回・15回」
番組詳細
情報学の進展は、音楽をはじめ文化的事象を、科学的な研究の対象とすることを可能にした。特に脳科学と連携したその成果は大きく「音楽とは何か」といった本質的な問題を考察する新しい材料が多出している。この講義では最先端の情報学と脳科学を応用し、音楽に対する情報学ならではのアプローチの成果を学ぶ。主任講師らが蓄積してきた音響映像資料を多用し、スタジオでの実演を取り入れ、体験性情報を重視した講義とする。
◆授業の目標 芸術とりわけ音楽に対する情報学的アプローチの有効性と射程距離について基礎的な知識を身につける。それに基づき、具体的な対象についてこの新しい研究の方法論とその効果を学ぶ。同時に、科学とりわけ脳科学に対する過度の信頼や期待、あるいは故なき不信感にまどわされることなく、氾濫する情報を適切に読み解く力を身につけることを目的とする。
第13回「コンピューターと音楽」/第14回「人類本来のライフスタイルと音楽」/第15回「情報学がひらく音楽の新しい可能性」
放送大学教授 仁科 エミ オーディオ評論家 麻倉 怜士