番組概要
「家族と貧困」
番組詳細
核家族や離婚・未婚の増大により、生活困難に対する家族による相互扶助機能が脆弱化する中で、社会保障制度の役割に注目が集まっている。中でも、就労生活から引退した高齢者のみからなる世帯や育児と仕事の両立に困難を抱える一人親世帯は、貧困に陥りやすい世帯類型といえるが、彼らに対して社会保障制度はどのような生活保障のための給付を行っているのだろうか。
家族機能が脆弱化する中での社会保障制度の役割について、「私的扶養」と「公的扶養」の関係にも留意しつつ考える。
相互扶助、私的扶養、公的扶養、高齢者の貧困、年金、子どもの貧困、一人親、児童扶養手当、生活保護
上智大学 教授 永野 仁美