番組概要
2023年に日本人初のパリ・オペラ座バレエ団のエトワールに就任したオニール八菜。彼女がソリストを務めた20世紀最高の振付家G・バランシンの2作品をお届けする。
番組詳細
パリ・オペラ座バレエ団「バレエ・インペリアル/フー・ケアーズ?」 出演:オニール八菜 振付:ジョージ・バランシン
オニール八菜のエトワール就任を記念して、今年2~3月にフランス・パリのオペラ・ガルニエで行なわれた同バレエ団の公演『ジョージ・バランシン』から、振付家バランシンが手掛けた「バレエ・インペリアル」と「フー・ケアーズ?」の2作品をお届けする。 「バレエ・インペリアル」は、アメリカン・バレエ・キャラバン(現ニューヨーク・シティ・バレエ団)のために1941年に創作されたもので、
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番に合わせ、帝政ロシア時代のバレエへ敬意を示す作品。今回はオニール八菜が女性第1ソリストを務める。一方、「フー・ケアーズ?」は、ニューヨーク・シティ・バレエ団で1970年に初演されたもので、マンハッタンの摩天楼を背景にジョージ・ガーシュインの曲に合わせて踊る組曲。
多彩なフォーメーションによるダンサーのアンサンブルと、オニール八菜らソリストの踊りを組み合わせている。 両作品にソリストとして出演したオニール八菜は、ニュージーランド人の父と日本人の母のもとで日本に生まれ、3歳で東京のバレエ教室でバレエを始めた。そして、今公演中にバレエの殿堂パリ・オペラ座バレエ団のエトワールに任命された。
【バレエ・インペリアル】 【振付】ジョージ・バランシン 【作曲】ピョートル・チャイコフスキー 【指揮】ミハイル・アグレスト 【出演】オニール八菜、マルク・モロー、シルヴィア・サン=マルタン
【フー・ケアーズ?】 【振付】ジョージ・バランシン 【作曲】ジョージ・ガーシュウィン 【指揮】ミハイル・アグレスト 【出演】リュドミラ・パリエロ(ザ・マン・アイ・ラヴ)、ローラ・エケ(エンブラシアブル・ユー)、オニール八菜(フー・ケアーズ?)、マチュー・ガニオ(男性ソリスト) 【収録日/場所】2023年3月/フランス・パリ オペラ・ガルニエ