番組概要
鉄道の歴史・伝説に迫る人気番組、第13シーズン。 今回は京成線・都心乗り入れの物語。
番組詳細
千葉と東京の東部を結ぶ京成電鉄は、昭和35年に都営地下鉄1号線とつながり、念願だった都心への直通運転を開始した。 この日本初の郊外電車と地下鉄の相互乗り入れは、都市部の混雑緩和を促すために、運輸省が出した苦肉の策によって誕生した。 幾度となく都心乗り入れを断念してきた京成にとって、願ってもない提案だったが、それを実現するためには線路の幅をすべて変えるという、容易には受け入れがたい選択を迫られた。
改軌するということは、レールの幅を広げるだけでなく、165両全ての台車を変えなければならない。 膨大なコストと労力、工事による利用客への影響など、改軌をすることによる負担の大きさは計り知れない。 しかし、京成はそれらすべてを受け入れて、都心へ乗り入れることを決断した。 こうして、一日も運休することなく全線82.5kmを改軌するという、前代未聞の挑戦が始まった。 ※初回放送:2024年10月