番組概要
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾! 今回のゲストには新藤恵美が登場!
番組詳細
名優・勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇シリーズの第2弾!今回のゲストには新藤恵美が登場! 若狭路に、奇妙な三人連れの旅人の姿が見られた。座頭市(勝新太郎)と、まゆの仲買人の甚左(殿山泰司)、それに、大事そうに人形を抱いた童女のように風変わりな姿のお艶(新藤恵美)である。うつろな瞳に、不気味なうす笑い…。お艶は完全に正気を失っている。
旅なれた甚左の洒脱さは旅のつれづれのなぐさめとなったが、お艶の常軌を逸した行動は、いささか市を辟易させた。だが、市を去って行った恋人と思い込み、慕い寄ってくる彼女を無慈悲に振り捨てるわけにもいかぬ。 実は、甚左とお艶は、あらゆる殺しのテクニックを駆使し、狙った獲物は百発百中という凄腕の殺し屋の父娘だった。
雇ったのは、盆ござのいざこざから市に片腕を切り落とされたヤクザの親分・小浜の伝兵衛(草野大悟)。市に深い恨みを持つ伝兵衛に報酬を倍額はずまれ、父娘も必死だ。だが、尋常の手段ではかなう相手ではない。弱者や女子供に弱いという市の盲点を逆手に取り、お艶に精神錯乱を装わせ、虎視眈々とチャンスを狙っているのだった。人形には必殺の秘密兵器が仕掛けられていた。
市の身辺を、命の危険を感じるような変事が次々見舞うが、偶然が幸いして難を切り抜ける。こっちの正体を知ってか知らずか、無防備な市にお艶の張り合いが抜ける。世の中にはこんな男もいたのか…男は姿かたちではない。闘志喪失どころか、お艶は市に愛すら感じはじめていた。ビジネスの切っ先が鈍りがちなのも無理はない。華麗な殺しのテクニックはすべて失敗した。
いくら父娘でも、非情な殺しのビジネスに裏切りは許されない。市を助けようとしてお艶は甚左に殺されてしまう。殺さなければお艶は甚左を殺すつもりだった。童女のように無垢な死顔だった。そして市は…。
座頭市:勝新太郎 お艶:新藤恵美 甚左:殿山泰司 小浜の伝兵衛:草野大悟 松陰の五郎蔵:名和宏 喜助:遠山欽 政三:花岡秀樹 留次:馬場勝義 半助:新郷隆 ほか
原作:子母沢寛 脚本:佐藤繁子 監督:勝新太郎 音楽:村井邦彦 制作:勝プロ/フジテレビ
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