番組概要
なき親友の無念を背負った船村徹、夢を追い津軽海峡を渡った北島三郎、長い下積みがメロディーの優しさとなった弦哲也…。3人の足跡をたどり、その終わりなき旅に迫る。
番組詳細
遠く故郷を懐かしむ“望郷歌謡”生みの親、作曲家・船村徹。「別れの一本杉」「東京だョおっ母さん」「王将」「矢切の渡し」「みだれ髪」…数々の名曲を残した船村の原点は、作詞家・高野公男との出会い。高野が残した言葉は、船村の音楽人生を導き、望郷歌謡を世に生み出した。しかし、「別れの一本杉」の大ヒットを見届けると、高野は26年の短い生涯を閉じる。高野の無念を背負い、船村は大衆に寄り添う歌づくりを続けた。
船村のもとで修業を重ね、「なみだ船」で鮮烈に現れた歌手・北島三郎。「兄弟仁義」「函館の女(ひと)」「与作」「風雪ながれ旅」「まつり」「北の漁場」…57年もの長い間、第一線で活躍し、“サブちゃん”と呼ばれ愛される国民的歌手。しかし、歌手への道は並大抵のものではなかった。飲み屋街で流しを続け、手にしたデビュー曲は要注意歌謡曲に指定された。失意の北島に、師匠・船村が与えた「なみだ船」は飛躍の第一歩となる。
北島が目をかけた売れない若手歌手、弦哲也。歌手になる夢を抱いて千葉から上京。しかし、売れない歌手時代が続く。歌手から作曲家への転向を北島に勧められ、転向した弦は、「ふたり酒」「二輪草」「人生かくれんぼ」「天城越え」「小樽運河」「鳥取砂丘」などのヒット曲を作曲した。番組は、偉大な作曲家・船村徹、歌謡界の第一人者・北島三郎、ヒットメーカー・弦哲也の人生を変えた出会いと名曲誕生の裏側に迫る。
【出演】北島三郎、弦哲也、鳥羽一郎、水森かおり、水町レイコ、蔦将包、小西良太郎 【語り】村上弘明
2020/1/19
<番組ホームページはこちら!> www.bs-asahi.co.jp/the_ijinden/
BS朝日、JCTV