番組概要
今回の配達先は、アメリカ・ポートランド。レザーアーティストとして奮闘する米澤威さん(当時41)へ、千葉県で暮らす父・寛さん、母・利江さんの想いを届ける。
番組詳細
威さんの代表作が、ネイティブアメリカンの民族衣装「ヘッドドレス」。世界中のレザー職人が競う全米最大級のコンテストでグランプリを受賞した作品で、豪華な羽飾りも、模様を描く小さなビーズ1つ1つもすべて革で作られている大作だ。またアーティストとして活動する一方、「ヨネザワレザー」というブランドで小物やカバンを製造。縫製はミシンではなく、手縫いにこだわる。
革に施す彫刻は下書きを一切せず、全てフリーハンド。町のギャラリーに並ぶ威さんが作ったビジネスバッグの価格はどれも100万円以上と高額だが、買い手が途切れる事はないという。「若い時は気持ちだけでやっていても不安になることもある。でもその中で、親という一番近い存在が信じてくれていた。何でそこまで信じられたんだろうとは思いますが…」と、アメリカで挑戦するときも何も言わず背中を押してくれた両親に感謝する。