番組概要
全国にある町と村の数は932。そんな小さな規模の自治体には、東京や大阪を凌ぐ日本一の凄いところが数多く存在する。そんな村や町を訪ねて人々の生活や取り組みを調査。
番組詳細
【出演】 草野仁 岡田圭右 ゆいちゃみ
日本一、海の幸が豊富なお魚天国の町 〇和歌山県・串本町 太平洋に面した本州最南端にあるこの町は、黒潮の恵みを受け年間平均気温が17度前後と温暖で過ごしやすく、約1,5000人が暮らしている。カイロス2号機の打ち上げで全国から注目を集めている串本町には何と今年度から高校に「宇宙探求コース」が開設、宇宙のことを深く学びたいという熱い思いを持った生徒が県内外から7名入学した。
そんな串本町の日本一と言えば海の恵み。今や全国にその名を知られる「近大マグロ」の養殖場があるだけではなく、ケンケン漁で獲った地元のブランド魚・しょらさんカツオも有名。「ケンケン」「しょらさん」謎の言葉の意味とルーツは?さらに幻の高級魚・クエの養殖も盛ん。病気になりやすく養殖が難しいとされていたクエの免疫力を高めたのは、和歌山名産のあるものを混ぜたエサだった?
日本一東京に近い田舎 〇山梨県・丹波山村 秩父多摩甲斐国立公園に属し村の97%を山林が占めている、山梨県で一番小さな村はわずかな平地に約500人ほどが暮らしている。村を東西に分けるのは多摩川の源流。東京都民へ飲み水を供給する重要な役割も果たしている。そんな丹波山村の特産品は舞茸。
一般に販売されているものとは違い、時間をかけて丁寧に育てられる丹波山村の舞茸は栽培方法も独特。果たしてそのお味は?そんな丹波山村の自然を求めて都会からの移住者する人も。ジビエを扱った料理店を開く人、山を利用した滑り台を作る人…移住者と村人がお互いに助け合う、深い絆があった。
日本一 水と生きる村 〇熊本県・球磨村 熊本県の南部、日本三大急流の一つ、球磨川の中流域に位置する村。ほとんどが山林で、木材を海まで船で運んでいたこともあり、球磨川と共に歩んできた村だ。しかし2020年7月の豪雨災害で球磨川が氾濫、橋が倒壊し多くの犠牲者が出た。それでも復興を信じて頑張っている村の人たち
球磨川近くに入り口がある鍾乳洞から汲み上げた地下水を使った食パンや、山から湧く地下水を使った豆腐や、湧き水で育てられた豚…。そこには「水」に苦しめられながらも「水」の恵みを生かす、村の人たちの暮らしがあった。
全国にある町と村の数は932。 そんな小さな規模の自治体には、東京や大阪を凌ぐ日本一の凄いところが数多く存在する。番組では、そんな村や町を訪ねて人々の生活やユニークな取り組みを調査。 知られざる村や町の魅力を首長さんや住民に直撃して浮き彫りにしていく。