番組概要
人と話す時に考えすぎてしまうことありませんか?齋藤孝さんが実践している「また話したくなる会話術」とは?
番組詳細
人と話す時に考えすぎてしまい、言葉に詰まってしまう人がいます。ちょっとリラックスできたらいいですね。相手と向き合った時に緊張感が出てしまう場合は、「人格」対「人格」で向き合っていることを意識しすぎない。2人の間は少しぼんやりさせて、「話題」を真ん中に持ってきます。その話題について話すことで人と人が向き合う緊張感から離れることができます。共通の話題や旬な話題があると、和やかな「場」ができるんですね。
さらに、その場を維持するためのポイントは「受け」です。「面白い話をしてください」と振られたとしたら大変ですよね。面白い話をいつも持っているわけではないとすると、一番大事なのは「受け」になります。相手の話に興味・関心を持つ。相手の話を面白そうに「聞く」。これならばできるはずです。「ああ言えばこう言う」ではなくて、「ああ言えばああ言う」「こう言えばこう言う」と、「私もそうです」というのを基本にします。
そうしますと、相手は気分よく話し始めます。相手の関心のあることに対して質問すれば、どんどん話が盛り上がり、ずっと続けられます。みんな実は話すのが好きなんですよ。話している人の方をしっかり向き、「胸」で聞く。相手が話している時に胸で聞こうとすると、全身で話を聞くようになり、リアクションが良くなります。すると、「どんな話題でもこの人は受け取ってくれるな」と感じ、信頼関係ができたように思ってもらえます。
講師/齋藤孝(明治大学文学部教授) 司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー) 手話通訳/石川ありす
【番組ホームページ】 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/