番組概要
口ごたえされたり言い負かされそうになったりする「思春期」の子育て。尾木ママ流、楽しく乗り越えるコツとは?
番組詳細
「思春期」を引き起こすのは、基本的に体の成長や変化です。アメリカの最近の脳科学では、12歳からの脳を「ティーンズ脳」と呼び、ティーンズ脳になる時に「脳の回転スピードが変わる」という研究があります。口ごたえをしたり、言い負かされそうになったりする。あれは頭の回転が良くなっているためで、どれぐらいの変化なのかと言うと、なんと100倍も速くなるのだそうです。だから、ああ言えばこう言う。もう大変ですね。
思春期になり脳が100倍速く回転し、なんでも対応されてしまうようになり、そこにスマホまで加わったこの時代の子育て。乗り越えるポイントが、2つあります。ひとつは、「言いたいことはスパッと言う」。思春期は反抗期とも言われ、子どもは反抗してきますが、そこに巻き込まれ、押されているだけでは絶対にダメ。壁にもならなきゃいけないんです。言うべきことを伝えたらあとは深追いをしないでパッと引く。引き際が肝心です。
もうひとつのコツは、「なんか悩んでるかな」という時、ありますよね。そういう時は「どうしたの?」このたった5文字、これを発してみる。答えたことに対してどうするのかというと、ここが大事です。「そりゃ大変だったね」と「共感」するのです。するとなんか心が楽になって、元気が出て、「あるべき方向」に自分から進もうとしてくれます。この2つのポイントを生かし、思春期の子どもの子育てを楽しく乗り切っていきましょう。
講師/尾木直樹(教育評論家) 司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー) 手話通訳/石川ありす
【番組ホームページ】 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/