番組概要
新ふるさと人と人 復興を願う能登セレクション【能登の春 イサザ漁】2018年放送
番組詳細
能登地方に春の訪れを告げる魚・イサザが今年も産卵のために遡上し、3月1日に18の河川で漁が解禁された。穴水町の小又川では「ほうちょう」と呼ばれる四つ手網を使う昔ながらの漁法でイサザを取る。穴水で生まれ育った中田満さんも2月下旬になると「ほうちょう」を組んで漁に備える。中田さんが子どものころは漁をする人がとても多く、不公平にならないように日替わりで漁の場所を決める調整が必要なほど盛んだった。
しかし今では「ほうちょう」を使って漁をする人は数えるほどになっている。担い手が減ってもイサザは大切な能登の春の味。能登各地からわざわざ買い求める客が訪れる。中田さんたちは大切な故郷の味を守るために漁を続けている。(初回放送 2018年3月)