番組概要
薬害サリドマイド事件のその後を追った「薬禍の歳月」の放送から10年。二次障害の深刻化、ドイツの被害者との交流など、60代になり新たな模索を続ける当事者らを描く。
番組詳細
安全とされる薬を飲んだ母親から手足に重い障害のある子どもが生まれた「薬害サリドマイド事件」。被害者約300人の平均年齢は60歳を超えた。幼年期より足や口など体を酷使した結果、多くが深刻な痛みや機能低下など二次障害に苦しむ。増山ゆかりさんは絶望する仲間を支えようと、国から新たな補償を勝ち取った先進地ドイツを訪ね、当事者たちと語り合った。10年前の「薬禍の歳月」(芸術祭大賞)の続編となる長期取材番組。
【語り】守本奈実