番組概要
北朝鮮帰国事業の出航地・新潟で、差別に苦しんだ在日コリアンの夫と日本人妻が帰国事業によって翻弄される運命を、64年前のラジオ番組を基に描いた…
番組詳細
1959年12月にはじまった北朝鮮帰国事業の出航地・新潟で、差別に苦しんだ在日コリアンの夫と日本人妻が帰国事業によって翻弄される運命を、64年前のラジオ番組を基に描いたドキュメンタリー。 新潟県帰国協力会で多くの写真を撮影しながら事業を見つめた小島晴則さん(92才)、外務省に入省して帰国事業を担当し、後に大韓民国・日本大使館に勤務した町田貢さん(88才)といった当時の関係者や、
帰国事業の専門家や地元新聞記者にインタビューし、帰国事業を改めて見つめる。 2023年10月30日、脱北して日本に逃れた4人の帰国者が北朝鮮政府に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は「日本の裁判所に管轄権がある」と判断し、訴えを退けた一審・東京地裁の判決を取り消して審理を地裁に差し戻した。帰国事業は1984年に終了したが、そこに横たわる悲劇はほとんど未解決のまま残されている。
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。