番組概要
高畑淳子が、冠婚葬祭からビジネスまで、さまざまなシーンで依頼主が求める人物になりきり、任務を遂行する『代行屋』を熱演する第2弾!老舗料亭での放火殺人の謎に迫る!
番組詳細
葛城晴子(高畑淳子)に、超一流の料亭『重衡(しげひら)』から仲居代行の依頼がくる。晴子の板についた着物姿や立ち居振る舞いは、伝統文化を研究している客人の樋口誠司(神保悟志)の目に留まるほど。
女将の瀧川真弓(朝加真由美)も晴子の気配りに一目置く。その女将が、店の経営をめぐって専務の昭吾(田中隆三)や娘の千尋(京野ことみ)との口論中に、持病の発作で倒れてしまう。緊急入院することになった女将は、晴子に女将の代行を依頼。
晴子は、車イスの娘・樹里(黒川智花)の介助も同時に引き受ける。真弓には先妻の子で長女の千尋、樹里の弟の直人(若葉竜也)の2人の子どもがいた。『重衡』の先代は昭吾の兄で、3年前に死亡。
その後、後妻の真弓が店を継いだのだが、千尋は家を出て、老舗を安く買い取りバイキング形式の居酒屋にするという、業界であまり評判の良くない飲食会社に就職。真弓にも『重衡』を手放すよう迫っていた。
弟の直人は、老舗とか家族とかには頓着のない今どきの若者。母親が倒れたというのに、ふらふらと夜遊びへと出掛けてしまう始末だ。そして樹里は、車イスでは女将は無理だと決めつけ、日頃から表情硬く一人の世界に閉じこもっていた。
その夜、昭吾がひとりで住んでいた瀧川家の離れで火災が発生する。消火作業の甲斐なく昭吾は死亡。現場検証に現れた刑事は偶然にも晴子の演劇部時代の後輩、乾寛二(近藤芳正)。彼によれば放火の可能性があるというのだが…!?
高畑淳子、近藤芳正、京野ことみ、黒川智花、神保悟志、田中隆三、朝加真由美、小野武彦 ほか
【脚本】松本美弥子 【監督】日比野朗 【制作】ABC The icon