番組概要
「世界に野球を普及させることが天命ー」おかやま山陽野球部の堤尚彦監督が30年に渡り、続けてきた活動。今、教え子がその種となり、芽吹き始めている…。
番組詳細
青年海外協力隊として、アフリカ・ジンバブエで野球指導を行った、おかやま山陽野球部・堤尚彦監督。帰国後はスポーツマネジメントやCM制作などの職を経験し、高校監督に。その活動の原点は「野球を世界に普及させたいー」。その一心で子どもたちの指導にあたってきた。そして、今、堤監督の思いを受け継いだ青年らが「種」となって世界に羽ばたき、その地で「野球普及」の芽を出そうとしている。堤監督が伝えたい思いとは…。
ナレーター:佐藤隆太(俳優)
テレビせとうち
兵庫県滝野町(現:加東市)で生まれた堤尚彦監督。幼少期から野球と言えば「阪神」、好きな選手は「掛布」と、とにかく野球好きな少年だった。生涯愛する「野球」に出会った堤少年。そこからの挫折、新たな出会いなど堤尚彦ヒストリーをひも解く。
その後の人生を大きく変えることとなった、テレビの中でのジンバブエの子どもたち。青年海外協力隊としてアフリカでの2年間の経験は、堤監督に生涯の目標を与える出来事となった。アフリカで生涯の目標と出合い、30年間にわたり、野球を普及する活動を続けてきた。そこからジンバブエ代表監督の就任まで…異色の高校野球監督として、世間からも注目されている。
おかやま山陽野球部OBで堤監督の教え子でもある、川田健さん(浅口市出身)。堤監督の思いに共感し、高校卒業後にはアメリカに留学。そして、もっと世界を見てみたいと、海外協力隊に志願し、現在はコロンビア・バランキージャで子どもの野球指導にあたる。現地の人も驚くような語学を習得している川田さんの元を堤監督が訪れる。日々の熱心な指導…忘れかけていたことを、堤監督との再会によって思い出した。
堤監督の長男の堤尚虎さん(浅口市出身)。幼い頃から堤監督の「世界に野球を普及したい」という思いを間近で感じてきた1人。尊敬する父親に近づきたいと、海外協力隊を志願。2025年1月からペルー・リマで代表チームや小・中学生の指導にあたる。赴任して1ヵ月、言葉の壁に苦しむ息子に、父として、協力隊の先輩でもある堤監督が動いた。父親から学んだ指導の“極意”とは何だったのか?