番組概要
舞台はそば屋「大正庵」。女手ひとつで店を切り盛りする、お人よしで情にもろいが頼りがいのある肝っ玉かあさんと、長男の嫁との暖かい人間関係を軸に描いている。
番組詳細
一が会社に復帰することになった。二人も人が辞めたばかりである。綾は嫁の立場もあって心配したのだが一の決意はかわらない。出勤前のあわただしさの中で、突然一に報告をうけて五三子はただ茫然。五三子は長吉やとみに頼んで、またがんばってもらうことにした。一方、梅本病院では、忍と史郎の間が倦怠ムード。間にはいって梅本は困りきっていた。そして清田家では、八重と千津の姑と嫁のいさかいが続いていた。
三三子が昼休みに手伝いに帰ったり、綾も早く帰って食事を作ったりで、大正庵はフル回転。ところが、またしても杖が問題を起こした。健次の言いつけだと、隣りの六助に出前をたのんで、自分は遊んでいたのである。
京塚昌子 山口崇 長山藍子 沢田雅美 新克利 松山英太郎 松尾嘉代 乙羽信子 佐野浅夫 千秋実 山岡久乃 松村達雄 香川京子 児玉清 波乃久里子 中原ひとみ 岡本信人 佐良直美
脚本:平岩弓枝 プロデューサー:石井ふく子 演出:川俣公明
そば屋「大正庵」では、早朝から五三子(京塚昌子)が一人ではりきっていた。というのも、長男・一(山口崇)が妻の綾(長山藍子)と娘の九子(細川美恵)とともに、店の二階に引っ越してくる日だからだ。九子は五三子にとって初孫、しかもかわいい盛りとあって、うれしくてしかたがないのだ。ところが、出版社に勤める綾の仕事の都合で、引っ越しは1週間延期になってしまう。
その上、一が九子を連れて綾の実家へ行ったと聞いて五三子はがっかり。心配した娘の三三子(沢田雅美)は大正庵に来るように一に電話するが…。