番組概要
舞台はそば屋「大正庵」。女手ひとつで店を切り盛りする、お人よしで情にもろいが頼りがいのある肝っ玉かあさんと、長男の嫁との暖かい人間関係を軸に描いている。
番組詳細
三三子が海水浴に行って盲腸になり、五三子は一と梅本病院の史郎といっしょに千葉の病院にかけつけた。幸い経過はよく、手術の必要はないということで、五三子はホッとひと安心したのだが、女友だちといっしょだと思っていたのに、三三子がボーイフレンドの公一と二人できていたことを知り怒り出した。一方、大正庵では、三三子たちを二人で海にやったということで典子は、さんざん民三に叱られていた。
だが、この事件で、嫁の綾は五三子の代理とばかり大活躍。長吉やとみも感心するぐらいの働きぶりだった。家に帰っても五三子の機嫌はいっこうによくならない。三三子がひと言も公一の事を話してくれなかったのが、五三子にはさみしかったのだ。そんな五三子に、さらに綾の母・八重がまた難問をかかえてきた。
京塚昌子 山口崇 長山藍子 沢田雅美 新克利 松山英太郎 松尾嘉代 乙羽信子 佐野浅夫 千秋実 山岡久乃 松村達雄 香川京子 児玉清 波乃久里子 中原ひとみ 岡本信人 佐良直美
脚本:平岩弓枝 プロデューサー:石井ふく子 演出:川俣公明
そば屋「大正庵」では、早朝から五三子(京塚昌子)が一人ではりきっていた。というのも、長男・一(山口崇)が妻の綾(長山藍子)と娘の九子(細川美恵)とともに、店の二階に引っ越してくる日だからだ。九子は五三子にとって初孫、しかもかわいい盛りとあって、うれしくてしかたがないのだ。ところが、出版社に勤める綾の仕事の都合で、引っ越しは1週間延期になってしまう。
その上、一が九子を連れて綾の実家へ行ったと聞いて五三子はがっかり。心配した娘の三三子(沢田雅美)は大正庵に来るように一に電話するが…。