番組概要
ラーメン激戦区の京都で、瞬く間に大人気店となったお店。看板メニューは「帆立と山椒の中華そば」。こだわりぬいた麺とスープは山椒が決め手に!ひたむきな店主に密着。
番組詳細
関西屈指のラーメン激戦区といわれる京都。そんな京都の西大路に、いま人気のラーメン店『麦の夜明け』があります。このお店を営むのは、若き店主、伊藤聡孝さん。人気の秘密は、ラーメンに使う食材としては珍しい「山椒」。看板メニューの「帆立と山椒の中華そば」には、伊藤さんのこだわりが詰まっています。
滋賀県産の「淡海地鶏」の小骨でダシを引き、白醤油に干し帆立を加えて一か月寝かせてタレを作ります。オイルに使う粉山椒も帆立に合う絶妙のバランス。麺も自家製麺で、麦へのこだわりから、店名を『麦の夜明け』としました。他のメニューも「唯一無二」を目指して努力を重ね、なんと開店8か月で、ミシュランガイドのビブグルマンを受賞したのです。
小学生の頃からラーメンが好きだった伊藤さんは、大学で「ラーメン研究会」を創設、年間500杯近く食べ歩きます。卒業後は製粉会社に就職し、そこで5年間、小麦粉や製麺についてみっちり学び、脱サラして2022年2月、お店をオープンしたのです。
伊藤さんのラーメンの師匠は二人。京都の名店『ラーメン鶴武者』の西村さんと、惜しくも閉店した、同じく京都の『麺屋裕』の高松さん。西村さんの作るラーメンは、貝柱や干しエビ、アサリやカキで作る塩ダレと、丸鶏や豚骨、香味野菜などで作る鶏白湯スープが絶品。『麺屋裕』の高松さんの蟹のラーメンは、伊藤さんにとって衝撃の旨さで、「唯一無二だ」と感動したそう。
さて、2023年2月に開店一周年を迎えた『麦の夜明け』ですが、開店半年記念では、西村師匠とコラボしたラーメンを作りました。そして一周年では、高松師匠とコラボした新メニューを考案。はたして「唯一無二の旨さ」のラーメンは完成したのでしょうか。
佐々木蔵之介
※この番組は2023年3月4日に放送されたものです。 この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。