番組概要
「ガラスブースで蕎麦を打っている女性がいる。しかもその蕎麦がとびきり美味しい!」と評判の店が豊中にあります。若き蕎麦職人の藤田紗和さんが開いた店は連日大人気!
番組詳細
大阪・豊中に「ガラスブースで蕎麦を打っている女性がいる」「しかも、その蕎麦がとびきり美味しい」と評判になっている店があります。それが4年目を迎えた『蕎麦割烹蕎麦藤』。蕎麦職人の藤田紗和さんは2021年、なんと27歳という若さでこの店を開きました。
藤田さんは「挽きたて・打ちたて・茹でたて」に拘り、お客さんに出来立てを提供するため、1日に何度も蕎麦を打ちます。その姿はスケルトンで客席から見ることができます。50坪の店内に座席は25名。なんと店内に枯山水がある大胆な構造です。「設計のコンセプトは京都祇園です。自分で設計しました」。
『蕎麦藤』が提供するのは「十割蕎麦」。産地である福井へ行き、信頼を置く生産者に依頼しています。十割蕎麦はつなぐのが難しいのですが、藤田さんの挽いた蕎麦は粘りがあります。その秘密とは?そしてもう一つの名物「巻きずし」にも、ある思いが。
『蕎麦割烹』なので、蕎麦以外の料理も提供するのが特徴。国産の新鮮な魚や野菜をふんだんに使い、おつくりから天ぷら、だし巻きと、食べて飲んで蕎麦で〆る。料理を作るのは、弱冠27歳の新鋭料理長の竹内光輝さんです。藤田さんの蕎麦への姿勢を、竹内さんはどう見ているのでしょう。
藤田さんは池田市出身。20歳で料理の味に目覚めます。お寿司から入って、ミシュラン2つ星の懐石料理屋へ。今は亡き名店『そば紀行』で十割蕎麦の美味しさに開眼した藤田さんは、何度も断られながらも弟子入りします。しかし、修業は甘いものではありませんでした。
店のコンセプトは「本物を使うこと」。蕎麦の実はもちろん、国産の天然本マグロをなど、食材は出来る限り品質の高いものを厳選しています。しかもその仕入れはすべて藤田さんが担当。また器も信楽焼の窯元に特注しているという拘りです。さらに、箕面市にあるイタリアンの名店『オステリア・ショル』の澤山翔シェフとのコラボイベントでは、蕎麦割烹とイタリアンの新たな融合を試みます。
佐々木蔵之介
この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。