番組概要
京都で人気の似顔絵師。インバウンド客から歓声が上がるその出来栄えとは?結婚披露宴で即興パフォーマンス。還暦祝いで家族を描いた似顔絵を見て涙する母親の想いに迫る!
番組詳細
インバウンド客で賑わう京都・嵐山。渡月橋からすぐの場所に、一軒の似顔絵のお店があります。『京都似顔絵SUN』。観光客に人気の店を作ったのは、似顔絵師の花澤佑太さんです。かつて似顔絵の世界大会で2位に輝いた実力派。お客さんの8割を占めるのは外国の方で、出来上がった似顔絵を見て歓声をあげています。
会話をしながら色鉛筆で下書きし、油性ペンで大胆に描いていきます。最後に色付けして、完成。友達や兄弟、親子といった複数の人物を一つの絵にまとめて、かかった時間はわずか一人7分ほど。似顔絵とは、相手と向き合って完成させる即興芸術なんです。ただ花澤さん、「もっと日本人のお客さんにも来てほしい」。すると日本の方が。似顔絵は初めてという日本人のお客さんを笑顔に出来るでしょうか?
同業の人をモデルにして、短時間で特徴をとらえる似顔絵の描き方を教えてもらいました。ポイントは3つあるそうです。まず輪郭を実際よりも大げさに描くこと。そして…あとの2つは番組をご覧ください。驚くほど実物そっくりの似顔絵が出来上がりました。
幼い頃から絵を描くことが大好きだった花澤さん。美術大学に進み、4年生の時に似顔絵と出会います。西洋ではカリカチュア、つまり特徴を大げさに描いた似顔絵が人気です。花澤さんもその手法を身に着け、似顔絵の会社に入って、めきめきと頭角を現します。そして独立。花澤さんがその実力を認めた仲間4人と、去年は京都駅に、今年は嵐山にお店をオープンしました。「似顔絵だけで食べていくのは難しい」。花澤さんの想いとは。
似顔絵の魅力を知ってもらう、絶好の機会が訪れました。結婚披露宴で似顔絵を描く仕事。12個あるテーブルごとに1人、即興で描いていきます。1人にかけられる時間は3分、下書きなしの一発勝負です。果たして…
花澤さんに新たな仕事が舞い込みます。父親の還暦祝いの席で、サプライズプレゼントする似顔絵です。家族合わせて11人。その完成には、一家の母親が思わず涙した、ある秘密が隠されていました。
佐々木蔵之介
この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。