[字]時代劇名作選 新・座頭市Ⅰ第16話「駆込み道中ふたり旅」182ch韓ドラ
- 11/19 (Tue) 8:55 ~ 10:00 (65分) この時間帯の番組表
- BSフジ 4K
番組概要
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾! 今回のゲストには加賀まりこが出演! (全29話)
番組詳細
名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾! 今回のゲストには加賀まりこが出演! 座頭市(勝新太郎)は、鬼のかく乱で原因不明の高熱に苦しみ無住の荒寺に身をひそめていた。 そこに、足抜けをして、やくざの美濃吉(菅貫太郎)一家に追われる宿場女郎・お香(加賀まりこ)が逃げ込んできた。 お香の寝ずの看病で市は元気を回復した。
お香は、ばくちの借金のかたに、亭主の仙次(蟹江敬三)に売り飛ばされた哀れな女だった。 これから“縁切寺”で有名な満徳寺へ駆け込むのだという。 寺で二年暮らせば亭主との縁を切ってもらえるしきたりだった。 寺まではまだかなりの道のりだ。 「命を助けてもらったせめてものご恩返しに、寺に無事着くまでお供させて下さい」。浮世のあぶれ者同士、市とお香のおしどり道中がはじまった。
お香の意外な心根のやさしさを知り、市はしみじみとした気持ちになった。 市は、行く手をふさぐ美濃吉一家を再度蹴散らした。 感謝のまなざしで体を投げ出そうとするお香を、「自分を粗末にしてはいけません。 これから、縁切寺で生まれ変わろうというお人ではありませんか」と、市はやんわりとたしなめる。 世の中にはこんな男もいるのか…男の醜さやずるさをさんざん見せつけられてきたお香は、何か新発見をする思いだった。
途中からしゃしゃり出たとんだ邪魔者が座頭市だと聞き、美濃吉のほおは引きつった。 一見なよなよとして、いやになまっ白く、にやけた二枚目を絵に描いたような風貌は、渡世人には不似合いなように思えたが、残忍な目の光と、右半面のほおからあごにかけての生々しい刀傷に、ぞっとするような凄味があった。 刀傷は市がつけたのだ。 自分の容貌に病的な自信を持つ美濃吉には、耐えがたい屈辱だった。いわば市は不倶戴天の敵だ。
美濃吉はサディスティックな笑みを浮かべる。 美濃吉の陰湿で卑劣極まりない悪知恵に、さすがの市も…。
座頭市:勝新太郎 お香:加賀まりこ 美濃吉:菅貫太郎 仙次:蟹江敬三 源八:小野川公三郎 喜六:遠山欽 松:石津貞義 久太:野内忠臣 船頭:浜村純 ほか
原作:子母沢寛 脚本:沖守彦、岩元南 監督:黒田義之 音楽:村井邦彦 制作:勝プロ/フジテレビ
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*この番組はHD放送からのアップコンバートです。
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