世界文学への招待 第3回
- 4/21 (Mon) 9:45 ~ 10:30 (45分) この時間帯の番組表
- 放送大学テレビ(Ch.231)
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番組概要
「好きになれない主人公が見る世界ーーJ・M・クッツェーの『恥辱』を読む」
番組詳細
19世紀から21世紀へと時代が進むにつれ、小説の形態はさまざまな面で変化をとげてきた。私たちはついそれを「書き方」「読み方」の問題ととらえがちだが、実は根底のところでかかわっているのは、作品の語り手と読者との間の「信頼」の構造である。
この回では、南アフリカの作家J・M・クッツェーの『恥辱』(1999年)を題材にしながら、作品中で語り手と読者がどのような信頼関係をつくり、それが主人公の提示方法などとどうかかわるか、また読者がそれをどう受け止めるかといったことを考えていく。
南アフリカ、英語圏文学、クッツェー、共感、自由間接話法
東京大学教授 阿部 公彦
出演者・スタッフ
最終更新日時: