[手]テレビ寺子屋【子どもがぐんぐん伸びる 声の魔法/藤野良孝】#2420
- 2/23 (Sun) 6:30 ~ 7:00 (30分) この時間帯の番組表
- テレビ静岡(Ch.8)
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番組概要
たった一語で多くのことを伝えられる「オノマトペ」。オノマトペ研究者の藤野良孝さんが、その魅力と子育てでの活用法を語ります。
番組詳細
「オノマトペ」はフランス語で「擬音語」と「擬態語」を総称した言葉です。擬音語は人や動物の声や自然の音を模写して表したもので「ワンワン」など、擬態語は物事の状態や心情の様子を音に例えて表したもので「ドキドキ」などです。「雨がザーザー降っている」と聞いたら、その言葉の中に雨の強さ、勢いや恐怖心などが入っています。オノマトペはたった一語で十のことを言い表すことができる、意味の含有率が高い言葉なのです。
これを子育てで使うことによって、以心伝心、情報伝達がしやすくなります。例えば「習慣化」に活用できます。「歯磨きをしない」と悩むこともあると思いますが、子どもに行動を促し習慣化させる時に大事なのは、最初のアプローチです。最初が「面白くない、嫌い、楽しくない」だと子どもはやりません。「歯磨きは細かく優しく磨いてね」では面白くない。「シュッシュッシュッ、コチョコチョコチョしようね」と教えてみてください。
そういった時にオノマトペはとっても効きます。脳神経外科医も、「オノマトペは『好き』『面白い』を生み出しやすく、子どもの気持ちにスイッチを入れる」と言っています。すると子どもは、「もっと理解したい」「やってみたい」という気持ちになります。オノマトペは子どもの脳に入る言葉、やる気のスイッチを入れる言葉なのです。日々の子育てで上手に使えば、子どもはぐんぐん成長してくれると思います。ぜひ活用してください。
講師/藤野良孝(オノマトペ研究者) 司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー) 手話通訳/石川ありす
【番組ホームページ】 http://www.sut-tv.com/show/terakoya/
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