[手]テレビ寺子屋【ネガティブを活用する力/田中ウルヴェ京】#2418[再]
- 2/12 (Wed) 1:30 ~ 2:00 (30分) この時間帯の番組表
- テレビ静岡(Ch.8)
-
番組概要
悩んだり不安になったりした時にじっくりと考える力は、私たちにとってすごく大事だと注目されているそうです。ウルヴェさんが語る、その力を培う方法とは?
番組詳細
悩みや不安でネガティブな状態になった時に出てくる「思考の力」が、これからのAIロボット時代に「人間の力としてとても大事」だと言われています。簡単な解決策がなく、「この要素もあの要素も大事」といった問題を考えることは、まだまだロボットやAIには難しい。「解決しないで置いておく力」という表現もできます。「少しずつやってみて、失敗しながら工夫しながら進める」などということは、インプットが難しいそうです。
子どもたちにこの力がつくように、大人が培いたい力の一つが「解決しないであげる力」です。こんなことはないでしょうか。「そういう悩みなのね、わかった。ママがやってあげる」なんて、良い意味で思ってしまう。あるいは、「お姉ちゃんもそういう悩みあったよ」「お兄ちゃんもそうだったから大丈夫、こうやって解決すればいいよ」などと、言ってあげたくなるものです。でも、目の前にいる子はお姉ちゃんでもお兄ちゃんでもない。
必要なのは「他の例を当てはめるのも良し悪しがあるな」と考える力です。すると、お子さんが「ママにいろいろ言ってるうちに、こんな解決策を見つけたよ!」と言ってくれることもあります。自分で解決する能力が出てくるのです。「人生で急いでいない重要なことってある」と、ちゃんと迷う。すると、根本的な解決もできるようになる。人には見えないものだからこそ、自分がゆっくり少しずつ培う力だとも言われています。
講師/田中ウルヴェ京(スポーツ心理学者) 司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー) 手話通訳/石川ありす
最終更新日時: