誰のために島を守る~自衛隊配備 その先に~
- 12/31 (Tue) 3:50 ~ 4:50 (60分) この時間帯の番組表
- 長野朝日放送(Ch.5)
番組概要
沖縄県内離島で進む自衛隊配備計画「南西ジフト」。島々に入った自衛隊は住民の生活を少しずつ変えている。防衛力強化の名の下、島に暮らす人々の思いと、今の姿を追った。
番組詳細
沖縄の島々で行われる自衛隊配備計画「南西ジフト」。2016年の与那国島を起点に、宮古島、石垣島と続き、去年の暮れに浮上したうるま市の訓練場整備計画など、住民の生活周囲にも迫りつつある。 先島での自衛隊配備の起点となった与那国島。ミサイル配備計画や軍事利用も想定される空港・港湾整備などが取りざたされ、軍事強化が加速度的に進み、自治と国策がせめぎ合う島だ。
自衛隊問題の追及を続ける町会議員・田里千代基さんが、ある信念を持ち続けている。それは、台湾との交流促進だ。およそ20年前、与那国の人々は市町村合併を住民投票で拒み、単独の自治体として生きていくことを決めた。その際、町民が議論した「自律ビジョン」で台湾との往来活発化を振興の一つの柱に据えた。役場の職員として台湾にも駐在した経験もある田里さんは、今も交流活性化を願っている。
石垣島でも自衛隊尾が存在感を増す中で、自衛隊配備の賛否を問う住民投票を訴え続けている若者もいる。島を守ることを掲げる自衛隊強化が、住民自治や活性化に影響していないか。その島の守りは、誰のためなのか、考える。
ナレーター:宮城さつき
琉球朝日放送
出演者・スタッフ
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