情熱大陸[字]
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4/20 (Sun) 1:15 ~ 1:45 (30分)
- この時間帯の番組表
- AKT秋田テレビ(Ch.8)
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番組概要
「水のような空気のような」文字を 70歳で辿り着いたフォントデザイン
番組詳細
鳥海修(書体設計士)
この男がデザインした「文字」を、誰もが目にしたことがあるだろう。 手がけた書体は、ゆうに100を超える。代表作はヒラギノフォント、游書体シリーズ。 2000年に発表したヒラギノ明朝体の「愛」の字は、あのアップル創業者スティーブ・ジョブズを「クール!」と唸らせ、「Mac OS X」への搭載が決まった。 生み出される文字の数々は、今では私たちが毎日使うスマホやPC、書籍、街の看板…あらゆる場所に息づいている。
長野の自宅兼作業場は、山々の麓にある。だが窓から眺めることができる北アルプスの威容には目もくれず、熱い視線をむけるのはひらがなにカタカナ、漢字…数万に及ぶ文字、文字、そして文字。 専用ソフトを使い、陽が暮れるまで「あ」の曲線を太くしたり、「国」の縦線を細くしたり。我々が目を皿のようにしてもわからない文字のわずかな違和感を、鳥海は見つける。そして、嬉しそうにニヤリと笑って修正を重ねるのだった。
目指すのは「水のような、空気のような」書体。デザインそのものを主張するのではなく、個性を抑制して自然に目に入る文字を目指しているという。 この道40年、今年古希を迎えるその歩みは止まることがない。次世代育成のための私塾「文字塾」は11年目を迎え、企業からはコーポレートフォントの制作依頼が舞い込むなど、仕事は年々増している。
そんな鳥海が、取材中にこっそりと見せてくれた書体の下書き。70歳を機に新たな書体作りを始めようという…。誕生日にひとまず基本となる文字ができ上がる。果たしてその姿とは―
出演者・スタッフ
最終更新日時: