映像’２５「鈴木順子　私は生きる～ＪＲ福知山線脱線事故２０年～」[字]

番組概要

意識が戻ったのは事故から５ヶ月後…高次脳機能障害を患いながらもリハビリを兼ね再開した陶芸、この４月個展を開催ー生かされた命で精一杯生きてきた２０年の記録である。

番組詳細

２００５年４月２５日、朝の通勤ラッシュを少し過ぎた頃、兵庫県尼崎市でＪＲ福知山線の快速電車がカーブを曲がり切れずに脱線し、運転士と乗客１０７人が亡くなった。  　

鈴木順子さん（当時３０）は１０８人目の犠牲者になる、と言われていた。頭を強く打っていて、医師は「覚悟をしておいて欲しい」「助かっても意識は戻らないだろう」と家族に告げたという。母・もも子さんは娘は必ず元気になると信じて看病を続けた。意識が戻ったのは事故から５ヶ月後、最初に口にした言葉は「おかあさん」だった。  　

順子さんは高次脳機能障害を患い、いまも記憶が曖昧な状態が続いている。リハビリで身体は格段に動かせるようになったが補助なしで歩くことはできない。しかし、昨日よりも今日、きょうよりも明日と、ゆっくりと回復を続けている。器用な手先を活かし趣味で続けていた陶芸もリハビリを兼ねて再開した。「仕事をしている気持ちになる」と真剣に取り組む姿は頼もしい。  　

今年４月、これまで作ってきた作品を集めて初めての大規模な個展を開くことに。    “生かされた命”で、精一杯生きてきた鈴木順子さん２０年の記録を追う。  　

鈴木順子さん  ほか  　

【番組ＨＰ】  http://www.mbs.jp/eizou/    【番組フェイスブック】  https://www.facebook.com/MBS.eizou  　

プロデューサー・ディレクター：橋本佐与子（ＭＢＳ）  　

1980年4月に放送を開始した関西初のローカル・ドキュメンタリー▽月１回、日曜あさに放送。再放送やネット配信も充実させながらＴＶドキュメンタリーの発信を続けていきます  　

番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

出演者・スタッフ

番組ジャンル

• ドキュメンタリー／教養 - ドキュメンタリー全般 ,
• ドキュメンタリー／教養 - 社会・時事